日本青年会議所 不動産部会
2021年度 会長所信表明
第46代 会長 田村 誠
個の繋がりを絆に変え、
大きな力へ
1976年、「新しい世代の担い手として、社会的道義的な責任を自覚して経営近代化の推進を運営の基本とし、企業経営的な問題よりも、まず人と人が知り合い、よく理解し合うことに目的をおき、将来の業種間連携の絆にしたい」という設立趣旨のもと設立され、本年度46年目を迎えます。
東京オリンピックやインバウンドにより生じていた不動産バブルは、新型コロナウイルスがもたらした厄災により終焉を迎え、一転してリーマンショックを超える大不況に様変わりしました。
観光客で溢れかえっていた各地の繁華街は閑散とし、我々不動産業界も含め世界は一変しました。
それにより人と人との繋がり方が急激に変化し、対面からオンラインへと激変することで、コミュニケーションの在り方というものを考え直させられる近年となりました。
コロナによる不況、倒産、リストラなどなど、この新型コロナウイルスがもたらした厄災は計り知れないダメージを私達に与えました。
しかし、そんな時だからこそ日本青年会議所不動産部会は、全国にいる約600人の会員の繋がりを今一度思い返し、繋がりから絆に変えることで、この未曾有の厄災のなかでも大きな力となりたいと考えています。
「新日本の再建は我々青年の仕事である。」という序文から公益社団法人日本青年会議所の設立趣意書は始まりますが、我々は今まさに「新日本の再建」に立ち会っています。
「会員間の繋がりを重んじ」「不動産部会だからこそできること」この二つの視点を持って、2021年度は活動していきます。
「会員間の繋がりを重んじ」と私が考えるのは「不動産部会の真価」を見つめなおすことです。1976年に発足した不動産部会には多くの会員がおり、全国各地で活躍されているいわば精鋭部隊の集まりです。その会員間で一人でも多くの繋がりを増やし、繋がりから交流を深め、今までの日常では当たり前でなかったオンラインなども活用しながら、繋がりを絆に変えていきたいのです。 会員間個人の人と成りを相互に理解し、人間関係を深めお互いの得意な部分を持ち合い、より一層の社会貢献と各々の社業の発展に、この不動産部会が必要不可欠な存在とならねばなりません。 オンライン化が進んだ今、全国各地の会員と瞬時に繋がることができ、各々の情報を交換することができます。
日本青年会議所と大きな旗のもとに集まった私たちは、何の目的もなくただ日々を過ごしている訳ではありません。2018年 日本青年会議所の定款に「ビジネスの機会」が明記されました。それにより私達は今まで以上更に、「青年経済人としてビジネスで価値を生み出すこと」が出来ます。
「われわれJAYCEEは社会的・国家的・国際的な責任を自覚し志を同じうする者、相集い、 力を合わせ青年としての英知と勇気と情熱をもって明るい豊かな社会を築き上げよう」の綱領にもあるように不動産部会に所属する多くの会員が相集い、力を合わせて豊かな社会を築き上げるのです。
どのような状況でも、解決策や打開策はあります。
繋がりを重んじ、絆を持つ私達には、やってできない事はありません。
ですから、全ての事をポジティブに捉え、「不動産部会だからこをできること」を胸に、青年会議所に所属する青年経済人の集まりとして、率先してビジネスを促進する活動に力を入れていきましょう。
2021年度が「個の繋がりを絆に変え、大きな力へ」に対して不動産部会に前向きに参加して頂いた全ての会員の方々の、商売の機会を増やし、取引を増加させることを実感する一年となることを皆様にお誓い致しまして私の所信とさせていただきます。
第46代 会長 田村 誠
事業計画
- 1.公益社団法人 日本青年会議所への支援団体としての支援、協力
- 2.不動産部会の広報を通じた各部会への会員拡大協力・本会への会員拡大協力
- 3.本会各地方不動産クラブと連携し、不動産部会の活動及び組織の強化
- 4.各地方不動産クラブ間の情報交換
- 5.各地方不動産クラブの全体事業・【絆交流会】の開催
- 6.お互いの絆を深める為の研修旅行
- 7.不動産部会のWEBサイトの改定 会員検索システムの導入